皮膚科
ほりさわ皮ふ科
愛知県名古屋市緑区水広1丁目1030

電話: 052-877-1900
月・火・水・金の午後と土午前は予約優先

診療のご案内

 
健やかな肌のために

診療方針

出来るだけ丁寧な診察と、親切でわかりやすい説明を心がけています。

患者様一人一人に寄り添う医療をしたいと思っておりますので皮膚のことで悩んでおられることがあれば、お気軽にご相談ください。

診療内容

・皮膚科一般 ・小児皮膚疾患 ・自費診療

アトピー性皮膚炎 じんましん 湿疹 薬疹 円形脱毛症 帯状疱疹 ヘルペス 丹毒 にきび いぼ

かぶれ みずいぼ とびひ たこ うおのめ 水虫 爪みずむし 乾癬 おでき 脂漏性角化症 多汗症 わき汗

やけど 虫刺症 金属アレルギー 食物アレルギー など 

 多汗症治療法としてイオントフォレーシスを導入いたしました。

 当院では乾癬・掌蹠膿疱症・アトピー性皮膚炎・尋常性白斑円形脱毛症の治療にエキシマライト光線療法を導入しています。

 パッチテストによる金属アレルギーの検査をしています。(夏季を除く:水または土曜)

 自費診療では男性型脱毛症(AGA)の治療やレーザー脱毛もおこなっています。

● スキンケア用品や、メディカルコスメの取り扱いなどもしております。

 帯状疱疹ワクチン、インフルエンザワクチン、肺炎球菌ワクチンの予防接種をおこなっています。

イオントフォレーシス

エキシマライト光線療法機器

帯状疱疹

帯状疱疹は、子供の頃感染した水ぼうそうのウイルス(水痘・帯状疱疹ウイルス)が原因で起こります。
水ぼうそうが治っても、ウイルスは消滅したわけでなく、体のなか(神経節)
に残っています。
加齢・ストレス・過労・病気などでウイルスに対する免疫力が低下すると、
体内に残っていたウイルスは再活性化します。
再び活動を始めたウイルスは神経に沿って
皮膚に出てくるため、まず神経がいたんでピリピリチクチクとした違和感がでて、その後皮膚に到達すると帯状に発赤や水疱の症状が出てきます。
これが、帯状疱疹という病気です。

皮膚の症状だけでなく、神経にも炎症を起こし、夜も眠れないほど痛くなったり皮膚症状がおさまっても痛みが残る場合もあるので、早期治療が大切です。
また50歳を過ぎると
発症リスクが高くなります。
80歳までに約3人に1人が発症すると言われています。

*当院では、疑わしい皮疹には、水痘・帯状疱疹ウイルス抗原キットをもちいて、診断の役に立てています。

*50歳以上の方は帯状疱疹ワクチンを接種できます。
名古屋市在住の方は補助を受け
られます。
帯状疱疹ワクチンには①乾燥弱毒生ワクチン「ビケン」と②シングリックスの2種類があり、効果や接種対象に違いがあります。
予防接種希望の方はお電話でお問い合わせください。

水虫・異汗性湿疹・しょうせき膿疱症

~それって水虫ですか?~

水虫と思って、市販のくすりを塗っても少しもよくならない、かえって悪化したという経験はありませんか?それは水虫ではないのかもしれません。
水虫によく似た他の病気
の可能性があります。

よく間違われるのは異汗性湿疹です。
汗をかきやすい人の手や足に見られる湿疹の一
種です。
春から夏にかけてかゆみを伴う水疱ができたり、皮がむけたりするので一見水虫の
ように見えますが、汗が原因でおこるので、人にはうつりません。

他に間違いやすいのは、掌蹠膿疱症という難治性の病気です。
手のひら足の裏に水疱や
膿疱ができます。
喫煙・扁桃炎・金属アレルギーなどが関与していると考えられています。

みずむしは、白癬菌というカビの一種が原因で発症します。
自己判断をする前に、まず
は皮膚をとって顕微鏡で調べることから始めましょう。

アトピー性皮膚炎

診断

アトピー性皮膚炎の定義を2018年の新統合ガイドラインでは、「増悪・寛解をくりかえす、搔痒のある湿疹を主たる病変とする疾患で、患者さんの多くはアトピー素因をもつ」としています。

つまり①かゆみ②分布と性状において対側性の湿疹③慢性・反復性の経過の3つにあてはまっており、他の病気を除外できれば、アトピー性皮膚炎と診断します。

参考にするのは、家族歴・既往歴(気管支喘息、アレルギー性鼻炎・結膜炎、アトピー性皮膚炎)や血中IgE値の上昇、鳥肌様皮膚です

患者様の中には“アトピー性皮膚炎“すなわち“アレルギー検査陽性”と思っている方がおられますが、必ずしも正しくはありません。アトピー性皮膚炎は、アレルギーだけで発症しているのではないということです。


病態

皮膚のバリア機能破綻、Type2 炎症、かゆみの3つが相互に作用して、アトピー性皮膚炎の病態を形成する三位一体の疾患と考えられています。


治療のゴール

治療の目指すところは、症状がないか、あっても軽く、日常生活に支障がなく、薬もあまり必要としないレベルになり、それを維持することとされています。


検査

診断の参考のため血中IgE値、アレルゲン特異的IgEや病勢や経過を見るためTARCなど血液検査も必要に応じておこなっています。

治療

◇ 保湿剤によるバリア機能改善は大切ですがそれだけでは炎症はとれません。

◇ 内服薬(抗アレルギー剤・ネオーラル・ステロイド剤)

◇ 外用剤(ステロイド軟膏・プロトピック軟膏・コレクチム軟膏)
皮疹の部位や症状に合わせてステロイド外用剤のランクを適切に使い分けて、処方しています。
再燃を繰り返す人にプロアクティブ療法をお勧めしています。

◇ 新しい治療 デュピクセント注射・ジャック阻害剤内服など選択肢が広がりました。

◇ 漢方薬(保険適応)

◇ エキシマライト光線療法も導入しております。

長期的な安全性を考え、症状にあわせて治療を選択します。